生理的な妊活アプローチ

栄養・運動・休養・性生活…
女性は排卵や月経、男性は精巣や射精リズムのウエルネスケアが重要です。

妊活とは、妊娠準備に良い生活スタイルのこと。不妊治療を検討する場合でも、普段から冷え性や貧血を改善しておき、栄養・運動・休養のバランスが良い生活免疫力を高め、身体の健康度を高めておく生活は必須です。

【栄養】

妊娠後の健康診断で栄養指導される「良質なタンパク質」「鉄分」「マグネシウムやビタミン」の摂取などは妊娠前から体調を整えるためにも有効です。栄養補助食品のサプリメントも個々の体質に有効かもしれませんが、まずは日常の食生活から旬の野菜や魚を食べることは重要です。生まれてくる赤ちゃんにサプリメントだけ飲ませることがないように、まずは胃腸に吸収され健康度を高める食材を食べましょう。もちろん発がん性物質や保存料や色素など合成食品添加物、農薬や遺伝子組み換え食品の摂取量にも配慮しましょう。
エビデンスはまだありませんが、ファスティングやプチ断食などの腸活で、一度デトックス体験をしてみると肌質や便通の状態が変わり、腸や内臓と食生活が連動していることを実感しますよ。

【栄養】

【運動】

定期的なウオーキングなどの有酸素運動など、運動は妊娠準備のためにも有効です。運動により、体力や持久力、免疫力を高めておくことは、子育ての準備そのものです。
肥満も痩せすぎも妊娠しづらい要素であるのは、体脂肪率や基礎代謝などが関連していると考えられます。ストレッチなど深部の筋肉をしっかり動かすことで、末端の毛細血管への血流も良くなり、冷え性が改善され副交感神経が優位になります。健康な身体能力を高めていくために、適度な運動は妊活プログラムの中でもおすすめです。

【運動】

【休養】

緊張やストレスで月経が遅れることは多くの女性が経験しています。緊張していると交感神経優位、リラックスしていると副交感神経優位となります。常にストレスフルな交感神経優位な状態ですと、心理的にも「闘争・逃走」モードとなり、精神的にも休まりません。疲労が蓄積している実感があるときは、不眠などの睡眠障害や、緊張による頻尿など、身体がサインを出してくれますが、精神が気づいていない場合もあります。22時から2時の時間帯は成長ホルモンが大量に分泌され、睡眠に適した時期です。
朝晩の時間進行は、メラトニンとセロトニンといホルモンが調整しています。仕事の都合で深夜作業もする現代社会は、無意識のうちにホルモンバランスも崩れ気味です。
建設的に合理的に身体の休養をマネジメントし、妊娠しやすいリラックスした心身を準備していきましょう。

【休養】