
妊娠とは?未妊とは?不妊とは?
妊娠とは?
「妊娠」とは、女性の「卵子」と男性の「精子」が出会うことから始まります。
卵子はホルモンの働きで6ヶ月以上かけて成長してから排卵され、射精された精子と卵管で出会い受精します。
受精した卵、受精胚は細胞分裂を繰り返しながら卵管から子宮へ到達し、子宮内膜に着床します。
着床した受精胚は260日間かけて成長し赤ちゃんとして出産されます。
女性の生理(月経)とは?
受精しなかった卵子も子宮で着床しますが、妊娠しなかったときは子宮内膜が子宮からはがれ月経となります。
月経が始まると子宮内膜は次の着床のために増殖を初め、このサイクルが毎月繰り返し行われます。
未妊とは?
「未妊」とは、整わない環境や将来への不安、心身が変化することへの恐怖などが原因で、妊娠の準備が整っていない状態です。そのため、「不妊」とは違うと定義されています。
不妊とは?
「不妊」とは、妊娠を希望する性生活(妊活)をしても、妊娠に至らない状態です。何らかの治療をしないと妊娠に至らないことを「不妊症」と呼びます。不妊の原因が明確な場合を「器質性不妊」、原因不明な場合を「機能性不妊」といい、クリニックを受診するカップルの10〜30%は原因不明です。
以前は「結婚後、2年間妊娠しない状態」を不妊と定義していましたが、昨今は晩婚化により結婚後1年間妊娠の兆候がなければ、専門クリニックでの受診を推奨しています。
不妊と年齢
妊娠や出産には「年齢」が大きく関係し、妊娠しやすさ(妊孕性)は年齢が若いほど高く、加齢により流産率が高まる傾向があります。卵子年齢や精子年齢は年齢と同じであることが知られており、妊娠にはタイムリミットがあります。不妊治療をしたとしても女性の年齢が35歳時と40歳時では妊娠成立率が違います。
